延岡の誇りを再び。
街の物語の「これまで」と「これから」をつなぐプロジェクト

かつては宮崎県最大の人口を有する都市であった延岡。

歴史は古く、慶長6年(1601年)に延岡城が築城されて以降、近世城下町として栄えたことを発端に江戸期から明治期まで城下町として発展します。
その後1923年から延岡は県内屈指の工業都市として発展、1939年には人口約9万1千人を数える大規模な都市となりました。第二次世界大戦後は延岡の工場は旭化成として再出発し、企業城下町として発展を続けます。
しかし徐々に経済力は衰え、1982年以降人口は減少傾向にあります。

地元商店会の会長さんたちに話を聞くと、昭和当時の賑わっていた街の様子の写真を見せながら当時の七夕での出来事を昨日のことのように語ってくれました。
しかし最後には「今ではもう難しいけれど」と諦めのコメント。街で触れ合った方は皆さん、同様に昔を振り返り思い出に浸るものの現在から未来への諦めが聞こえました。

一方で、地元の延岡商業高校では若い世代の積極的かつ自分の街への当事者意識と、未来への意思を感じることができます。

延岡の誇りを再び取り戻す。そのためには街の物語の「これまで」と「これから」をつなぐ必要がある。
そして「つなぐ」役割を担う地点に、使う人がいなくなり、次に使う人を待っている「空き家」があります。

空き家は、ただ外部の人間が手を入れて再生しても意味がありません。
空き家と街を分断しない。街の人が望む形に、街の人たちが手を入れて初めて空き家は再生する。
そしてその先に、新しい延岡の誇りがあります。


HYPHENATION in NOBEOKA
- 延岡の空き家を再生するための3つの取り組み -


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 - News -

  • 9月30日 公募プログラムに採択された事業案を公開しました! new!

    審査の結果、事業公募プログラムでは株式会社すみなす 西村さんの事業案「山下新天街にアートで道をつくる」に決定いたしました。
  •  ●NEWS バックナンバー

    9月16日 二次選考へ進むファイナリスト5名のご紹介を掲載しました
    8月1日 事業公募の応募受付を終了いたしました!
    6月15日 DIYイベントのイベントレポートを公開しました!
    6月4日 空き家のDIYイベントを開催しました!
    6月1日【第4弾】公募プログラムの審査員を発表!
    5月16日【第3弾】公募プログラムの審査員を発表!
    4月28日 3月14日に行われた対談の模様をUP!
    4月28日 解体・DIYイベントの詳細公開&参加申し込み受付開始
    4月26日 【第2弾】公募プログラムの審査員を発表!
    4月19日 【第1弾】公募プログラムの審査員を発表!
    4月1日 事業者公募のエントリーを開始
    4月1日 公募プログラム・DIYイベントの詳細公開
    3月14日  延岡市長×松田丈志氏×アキカツ代表和田が対談
    3月14日  プロジェクト開始&プロジェクトサイトオープン
  • 9月30日 公募プログラムに採択された事業案を公開しました! new!

    審査の結果、事業公募プログラムでは株式会社すみなす 西村さんの事業案「山下新天街にアートで道をつくる」に決定いたしました。

空き家を利活用する!事業公募プログラム
空き家に新しい命を!延岡で新しいチャレンジを!

事業公募プログラムは
株式会社すみなす 西村さんの事業案に決定!

- 山下新天街にアートで道をつくる -
障がいを持ち「働きづらさ」を抱える方が、アーティストとして自分らしく社会参加できる
【ギャラリー兼就労支援サービス施設】

株式会社すみなす 代表取締役
西村 史彦
採択いただきとても嬉しく思っております。
延岡市で、山下新天街で、障害やアーティスト、アートなどのキーワードを軸に多くの人と交わり、共に笑える未来をつくっていけることを楽しみにしております。
事業概要
  • 精神の不調や発達障害、知的障害、身体障害などの理由から「働きづらさ」を抱える人々が、「好き」を「武器」に変えてアーティストとして自分らしい形で経済的社会参加ができる就労継続支援B型サービス
  • 山下新天街の空き家店舗は、「働きづらさ」を抱える障がいのあるアーティスト達のアトリエ、ギャラリーとして運営予定
  • 山下新天街の空き家店舗は、「働きづらさ」を抱える障がいのあるアーティスト達のアトリエ、ギャラリーとして運営予定
ギャラリーイメージ
ギャラリーイメージ
ギャラリーイメージ

公募プログラム審査員よりコメント

延岡市長
読谷山洋司市長
延岡市は、障がい福祉政策を強化するため、現在「親亡き後の暮らし支援策」の構築中であり、また、障がいをお持ちの方に活躍していただく「延岡市ワークステーション」を本年7月に開設するなど、「誰もが安心の共生社会づくり」に取り組んでいます。
株式会社すみなす様のご提案は、まさに本市の政策に合致しているとともに空き家・空き店舗対策の新たな「希望の灯」です。アートに国境はありません。是非延岡を世界とつなげていただくようお願いします。
元競泳選手
松田丈志氏
アートを通して延岡・山下新天街に人が集まり世界に発信できる事業となり、誰もが生きやすく、働きやすいダイバーシティーが実現される事を期待しています。
空き家問題に対する取組みのスタートとして今後もサポートしていきたいと思います。
日本政策金融公庫
熊本創業支援センター所長

岩長浩平氏
障がい者の就労支援とアートを掛け合わせ、雇用者と被雇用者の課題までも解決する魅力的なプランでした。
山下新天街のみならず、延岡市がアートで満ち溢れる街になることを楽しみにしています。
TURNSプロデューサー
堀口正裕氏
人材の指導スキームが確立され、周知方法やビジネスモデルも明確で実現性の高いプロジェクトです。
更には多様性の高いコミュニティ創りにも貢献する内容で、障がいや精神疾患を持つ方々の豊かな個性・感性を活かし、支援される対象ではなくアーティストとして自立して活躍できる選択肢を作ることも福祉分野での課題解決にも繋がる注目のプロジェクトです。
TURNSプロデューサー
堀口正裕氏
人材の指導スキームが確立され、周知方法やビジネスモデルも明確で実現性の高いプロジェクトです。
更には多様性の高いコミュニティ創りにも貢献する内容で、障がいや精神疾患を持つ方々の豊かな個性・感性を活かし、支援される対象ではなくアーティストとして自立して活躍できる選択肢を作ることも福祉分野での課題解決にも繋がる注目のプロジェクトです。

「山下新天街にアートで道をつくる」
の開業場所となる空き家について

所在地
宮崎県延岡市山下町2丁目
(山下新天街アーケード出口付近の空き店舗)
アクセス
JR日豊本線「延岡」駅より徒歩4分
構造
木造2階建
専有面積

1階:約115平米
2階:約90平米

所在地
宮崎県延岡市山下町2丁目
(山下新天街アーケード出口付近の空き店舗)

空き家を知る!解体&DIY体験イベント

- 2022年6月4日 -
延岡市内の空き家でDIYイベントを開催しました!

2022年6月4日に延岡市の山下新天街の空き店舗にてDIYイベントを実施。
当日は延岡市出身の元競泳選手の松田丈志さんや地元高校生も参加し、活気溢れるイベントになりました。
イベントレポートではDIYイベント当日の写真も多数掲載!ぜひご覧ください!

空き家をあつめる!空き家のなんでも相談窓口

お持ちの空き家でお悩みの方はお気軽にご相談ください

延岡市、または延岡市以外にお持ちの空き家でお困りのことやお悩みのことがあれば
空き家活用株式会社にお気軽にご相談ください。
相続のお悩みや、活用用途の決まっていない空き屋のご相談など
空き家に関する相談はなんでも受け付けています。
空き家活用株式会社が運営する相談サービス『空き家活用ナビカウンター』サービスページへ移動します
空き家活用株式会社は本プロジェクトの運営サポートを行っています

- Message -


「延岡と空き家、その可能性を発信したい」
〜延岡市長 読谷山洋司より〜

全国で課題となっている空き家問題。ここ延岡でもその問題は深刻ですが、2021年2月に延岡市は空き家活用株式会社と連携協定を結び、新たな空き家対策に取り組み始めました。

それが、延岡市出身のオリンピック・メダリスト・松田丈志氏にご協力いただく、この空き家活用モデルプロジェクトです。

 空き家の問題というと、片付けや相続など手間がかかり大変、というイメージを持つ方が多いかと思います。
確かにそういった側面はありますが、実は空き家は可能性に満ちた場所です。
延岡のみなさまの手で生まれ変わり、そして延岡のみなさまが望む形で利活用される、さらに新しい人生や新しい挑戦を育む場所になる。今回のプロジェクトを通して、「空き家を早く活かせば活かすほど良いことがある。」というご理解が広がることを念願しています。

■延岡市長 読谷山洋司プロフィール
宮崎県延岡市出身。
昭和61年、東京大学経済学部を卒業し、同年自治省(現総務省)に入省。平成17年4月に愛媛県総務部長に就任。平成20年7月には内閣府及び内閣官房内閣参事官に就任し、緊急経済対策、企業再生支援機構法案、地方分権推進等を担当。平成22年には岡山市副市長に就任し、平成24年に総務省を退官。その後は、行政書士、株式会社アレーテライフイノベーション社長、一般財団法人延岡観光協会副会長、長崎県立大学経済学部教授などを歴任し、平成 30 年2月、第27 代延岡市長に就任。令和4 年2 月からは、第28 代延岡市長として2期目を迎える。

「私が生まれ育った街、延岡。」
〜オリンピックメダリスト元競泳選手 松田丈志より〜

私は、ここ延岡で幼い頃から競泳の練習に励んできました。世界を舞台に挑戦するようになってからは、いつも延岡の皆さんの応援をエネルギーに変えて頑張っていました。そのエネルギーは私に誇りと困難に立ち向かう勇気を与えてくれたと思います。

かつては県内屈指の都市として発展し、賑わっていた延岡ですが、現在は人口減少や空き家の増加が進み多くの課題を抱えています。延岡で生まれ育ったけれど、進学や就職などのタイミングで県外へ移り住む人も多いのが現状です。

今回延岡の空き家再生プロジェクトの一員としてお声がけをいただいたときに、私を育ててくれた延岡という街、そして私の競技人生を応援しサポート頂いた延岡の皆さんに恩返しできるプロジェクトにしたい!と思い参加を決めました。

今回のプロジェクトを通して「これまでの延岡」と「これからの延岡」をみなさんと共に考え、みんなで延岡の過去、現在、そして未来をつなぎ、延岡と自分自身の誇りを再確認し、延岡を盛り上げるプロジェクトを作り上げていきましょう。

■松田丈志プロフィール
宮崎県延岡市出身。元競泳選手。
アテネ大会より4大会連続五輪出場。北京五輪200mバタフライ銅、ロンドン五輪200mバタフライ銅、400mメドレーリレー銀、リオデジャネイロ五輪800mフリーリレー銅とオリンピックで4つのメダルを獲得。宮崎県民栄誉賞、延岡市民栄誉賞などを受賞。

地元スイミングの練習環境に注目が集まり、ビニールハウス生まれのヒーローと称される。また、ロンドン五輪400mメドレーリレー後のインタビューで「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない。」と発した言葉が2012年の新語流行語大賞のトップ10にノミネートされ話題に。

競技活動から引退後はJOCアスリート委員、日本水泳連盟アスリート委員、JADAアスリート委員、日本サーフィン連盟理事などを歴任し、スポーツの普及、改革に関わりながらスポーツジャーナリストとして執筆、講演、コメンテーターなど幅広いジャンルで活動している。

- 対談 -


3月14日に行われた対談の模様をお届けします!

【第1部】
延岡の未来をつくるPRIDE

■登壇者
・延岡市長 読谷山洋司
・元競泳選手 松田丈志(延岡市出身)

【第2部】
空き家の活用でつなぐ延岡の物語

■登壇者
 ・延岡市長 読谷山洋司
・元競泳選手 松田丈志(延岡市出身)
・空き家活用株式会社CEO 和田貴充

【第2部】
空き家の活用でつなぐ延岡の物語

■登壇者
 ・延岡市長 読谷山洋司
・元競泳選手 松田丈志(延岡市出身)
・空き家活用株式会社CEO 和田貴充

対談の模様は動画でもご覧いただけます


Gallery
- 延岡の風景をご紹介 -

- Supported by アキカツ -

本プロジェクトの運営・サポートは空き家活用株式会社が行っています。
空き家活用株式会社は、日本の空き家問題を解決するために
さまざまな事業に取り組んでいる空き家の専門会社です。